「さぁ、ジュンそのくらいにしておきなさい。もうそろそろ着くから。」


佐々木さんは冷静にジュンに話しかける。


「はい・・・。」


そして、私はジュンから離された。

少し、寂しかった。


ジュンの胸・・・結構広くて、温かかったな。

ジュンの腕・・・ギュッとする力が強くてドキドキした。

ジュンの手・・・大きくて安心出来たな。


それから、車の中では私は無口だった。


「着いたわよ。」

着いた先は・・・。


「やっ?焼肉?!」

「嫌?」

「嫌じゃないけど・・・。」


ちょっとびっくりした。

だって、イタリアンとかファミレスとかそんな所だと思っていたから。

いや、ファミレスはありえないかな?芸能人だもんね。