「関係あるよ!」

「えっ・・・?」


思っても見ない答えに私は驚く。

てか、この展開・・・。

鈍感な私でも分かる。

ケンって・・・もしかして・・・。


「ユウが・・・。」

「言わないで!」

「えっ?」

「私・・・好きな人がいるの。先生じゃない。ないけど・・・。」

「誰だよ・・・。」


ケンの勢いは少し収まったようだった。

いや、ショックを受けているようにも見える。


「言えない・・・。」

「言えないってなんだよ。」


だって、ジュンが好きだなんて言ったら、バカにされるかも。

きっと、笑われる。

TVのやつなんかって・・・。