あれから1週間経った。

もう、あれは夢だったと私に言い聞かせ、私はいつも通り彼らのファンとしてずっとTVを見ていた。

今日は日曜日。

私は、昨日作った抹茶のクッキーを持ってバイトへ向かった。

カランカラン♪


「マスターおはようございます!」


今日はいつもより早い9時ごろ喫茶店へついた。

まだお客さんがいない事が分かっているので、私は大声でマスターに挨拶をする。

そう、私はマスターだけに挨拶をしただけだった。

のに・・・。


「おはよう。」


そう声をかけるのは・・・まぎれもなく、ジュンだった・・・。

日曜日の魔法?

日曜日の夢?


「ユウちゃん、今日も元気だね!」


私はジュンを見つめたまま・・・何度も瞬きをする。


「ユウちゃんって、びっくりすると瞬き多くなるよね。」


そう良いながら、ジュンは私を見て微笑む。