「ユウ!帰るよ!」

「待って!」


私は友達の後を着いて行く。


「もう!ユウってとろいんだから!」

「そんなことないもん。」


私は友達と一緒に帰る。


「あぁ。もうクリスマス一色だねぇ。良い男でも落ちてないかな。」

「はは、そんなのあるわけないじゃん。」

「ユウはいないの?」

「何が?」

「好きな人。」

「いない。」


本当はいる。

いや、いない。

どっちだろう。



だって、私が今好きなのは・・・TVの向こうの“彼”なのだから・・・。