「ほら、止めろって、言っているだろ!」


今度は椅子に座っていたジュンが私に近づき、ヒビキを私からすっと離す。


「てか、ジュン。もしかして、ユウちゃんに逢いたいからって、ここで待ち合わせだったとか?」

「まぁな。」


えっ?

そんな事あるわけないじゃん!だって、私たち今日が初対面なんだよ?

あっ、でも名前知っていたし・・・。

でも、それはマスターが言ったのかも?

それにしても、これはやはり夢?


「じゃあ、ユウちゃん!マネージャーが待っているから!」

「ほら、ジュン行くぞ!」

「おう!またな!ユウ!」


えっ?

またな?・・・また逢えるの?

ユウ・・・?呼び捨て?


そして、3人は嵐の如く去っていった。