【短編】☆夢の中のクリスマス☆

「おぉ!この可愛い子は?」


ヒビキが私の肩に触れる。

ヒビキはちょっと悪っぽい感じ。

茶色のストレートの髪に、すっと引き込まれそうな瞳。

耳には何個もピアスをつけていて、この中では一番お洒落好き。


「ほらほら、彼女困っているだろう?」


そう助けてくれたのは、タク。

タクは同い年なのに少し大人っぽい。

黒の短い髪に、四角いめがね。

すっとした瞳に、胸元で光るネックレスがいつも色っぽい。


「えっと・・・。」


私、この3人を前にしてどうすればいい?


「彼女は、ユウって言うんだ。ここでバイトしている。」

「「へぇ。」」


2人はジュンの言葉に納得している。


「可愛いね。」

「えっ?」


ヒビキがまたもや私に近づく。