【短編】☆夢の中のクリスマス☆

「あの・・・今日お仕事は?」


ジュンの行動が一瞬止まった気がした。

やっぱり聞いちゃいけなかった?


「ふふっ、そんな顔しないで?別にいいよ?ユウちゃんなら。これから仕事なんだ。で、今日はここで待ち合わせ。」

「えっ?」

「マネージャーにここに来てって頼んであるから。」


ジュンが時計を見る。


「3時に待ち合わせなんだ。もうそろそろ来るかな。」


その言葉と同時に、カランカラン♪お店のドアが開く音がした。


「おはよう、ジュン。」

「おっす!」


そう言って入ってきたのは、同じグループのヒビキとタクだった。

ますます私のドキドキが増す。


ちなみに3人のグループ名は“SNOW”。

雪という名のグループ。

3人とも冬生れみたいで、その名前が付いたんだって。


ジュンの誕生日は、12月24日。

そう、クリスマスイブ。

そして、私の誕生日と同じ。

私はそれを知ったとき、ちょっとだけ運命感じちゃったんだ。