「あぁ、ジュン良く来たね。」


えっ?何でマスターがジュンを知っているの?


「えっと・・・。あっ、いらっしゃいませ?」


すると、ジュンはフフッと私を見て笑った。


「さっき、言ったじゃん。」

「えっ?」

「いらっしゃいませって。」


そうだったっけ?


「えっと・・・。」


何処に座らせればいい?

窓際だと、人に見られちゃう?

あっ、でもここは人通りが少ないから平気か。


マスターの知り合いなら、カウンターがいいかな?

すると、ジュンは私を見て「ここに座っていい?」とカウンターテーブルを人差し指でコンコン♪っと叩いた。


「はい!」


あっ・・・。

見ると、私の目の前には、カウンターの上にある私の食べ残しのオムライス・・・。

やばいっ!

私は急いでオムライスを引き下げようとした。