「千夏…さん……」 誰もいない真っ白な世界に、私の声だけが響いた。 「……っ!?」 突然激しい頭痛が襲う。 何かで頭を殴られてるみたいだ。 「……っくっ……!!」 歯を食いしばって頭を抱え込む。 痛みは次第に酷くなり、意識が霞んでゆく…。 白い霧が…目の前いっぱいに広がって… 頭が…頭が割れる………!!!