「はぁっ…はぁっ……たくっ……何やってんだよ……っ!!」 誠さんはあがった息の中から搾り出すように言う。 痛いくらいに…痛いくらいに抱きしめられた身体。 溢れるほどに伝わる温もり… あぁ……… 「誠さ……誠さんっ……!!」 溢れ出す…溢れ出す…溢れ… …想い…。 思い切り抱きしめた。 全身で抱きしめた。 お互いの身体が壊れるほどに、強く強く抱きしめた……。