「おはよー爽真君!!」

朝、たまたま通学路で亜季に逢った。





「おー」


俺は手を挙げた。







「一緒に学校まで行こー」


亜季はそう言ってフワリと笑った。





「おー」


俺たちは手を繋いで、一緒に学校まで行った。







「爽真君!!亜季!!おはよー」


学校着くと、亜季の友達の沙織がニヤニヤしながら俺たちに近付いてきた




「あっ、おはよー沙織」

亜季はニコッと笑顔を浮かべた。







「朝からラブラブねー。手なんか繋いじゃってさー」


沙織が俺たちをジッと見て言った。





「エヘヘッ。いいでしょー」


亜季は満面の笑みでそう言うと、俺の腕にしがみついた。