「……サンキュー」


「うん。あたしこそありがとう」


「え?」


「買い物付き合ってくれて、ありがとう」


「……ああ」





大好きな亜季のお願いだ

断る訳にもいかない。







「……重いでしょ?」


亜季は俺に視線を向けた




「いや、亜季が持ってくれたおかげでちょっと軽くなったよ」


俺はそう言ってフワリと笑った。







「ううん。本当ならあたしが持たなきゃイケないんだけど……普段、荷物そんなに持てないから、あんまり買えないんだあ。だから、助かったよ」

亜季は満面の笑顔を浮かべてそう言った。





「そう?なら良かった」

正直、亜季の役に立ててめっちゃ嬉しい。







「うん。ありがとう」


亜季はニコリと笑った。