そして、待ち合わせ場所の駅前に行った。





「……あれ?まだ来てないんだーっ」


駅に行くと、爽真君はまだ来てなかった。







「取り敢えず、座って待ってよーっと」


噴水の前に座って、爽真君を待つ。





「亜季っ!!」


それから5分後、爽真君が走りながらこっちへ来た。





「あっ、爽真君」


やっと来た。







「はあ……はあ……」


あたしの前に駆け寄って来た爽真君は、息を切らしていた。





「走って来たの?」


そんなに急いで来なくても良かったのに。







「はあ……待たせて悪かったな」


「ううん。大丈夫」


「よし、行くか」


「うん。でも、そんなに急いで来なくても良かったのに」