……忘れてた。


確かに、そんなこともあった。





言われてみれば……


最近、全然授業サボってない。







……ちゃんと出席してる

我ながら、すげーな。





不良である俺が、授業にちゃんと出るなんて。


自分でもすごいと思う。






まあそれも、亜季が居るからなんだけど。


亜季が居なきゃつまんないし。





でも、そのおかげで亜季とデート出来るから、感謝しなくちゃな。


ありがとう、亜季。







「約束、ちゃんと守ってるからデートするよ」


亜季はそう言うと、ニコッと笑った。





「ああ。サンキュー」


「うん」



亜季は満面の笑みを浮かべると、ウーロン茶を啜った。