「なあ亜季?」


「……ん?」


「お前は……何があっても、絶対俺が守るから」


俺は立ち止まった亜季をジッと見つめて言った。




「……うん」


「お前の姉ちゃんの分まで、しっかり守ってやるからな……お前のこと」


俺はそう言うと、亜季の頭を撫でた。







「……え?」


「お前は……俺が好きになったヤツだから」


「……うん」



亜季はうんと頷くと、俺をジッと見つめた。





「お前は……死んでも俺が守る」


「何よ。……急に」


「お前は……命掛けてでも、俺が守り抜いてみせる」


「……うん」


「絶対、守るから」



俺はそう言うと、亜季をギュッと抱き締めた。







「……これからも、俺に着いて来てくれるか?」

「うん」



俺の問い掛けに、亜季はしっかり頷いた。