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キーンコーンカーンコーン


チャイムが鳴り響いた。




「はあ……やっと終わった……」


4時間ってほんとなげー






「お疲れ。ここまで良く頑張ったね」


伏せていた顔を上げると、目の前には亜季が立っていた。





「おー。マジ疲れた」


勉強とかマジダルいし。






つーか、何で不良の俺が真面目に勉強してんの?

なんかおかしくね?





勉強なんて全然してこなかったのに、いきなり勉強してみても全然分かんねーことだらけだ。


こんなことずっとやってたら、絶対頭パンクする






でも、授業サボったら亜季とデート出来なくなる

それだけは絶対イヤだ。




俺だって健全な男子高校生なんだから。


好きな女とデートしたいに決まってる。