「もし、次一回でも授業サボったら……デートもしないし、一緒に帰らないから」


亜季はそう言うと、ニヤッと笑った。





……なんだよそれ!!完全に脅しじゃねーか!!

でも、一緒に帰れないのも一緒に弁当食えないのもやだっ!!







「……分かった。絶対サボらない」


「約束だからね」


「お、おー」


「じゃあいいよ」


「おー」



よし、これから頑張らなくちゃダメだな。


サボったらデートも出来ねーし、一緒に帰れねーし、弁当も一緒に食えねーから。





……それはやだからな。

俺、亜季が居ないと生きていけないから。







亜季が居なくなったら、俺は絶対ダメになる。


だから、サボらないようにしなくちゃな。