「亜季、おはよ」


学校に行くと、亜季が昇降口で靴を履き替えていた。





「あ、おはよー爽真君」

亜季はニコッと笑った。






「一緒に教室まで行こうぜ」


「うん。いいよ」



俺たちは一緒に教室に向かった。





「でねー。それがもう面白くって」


そうやって笑顔で話す亜季に、またキュンとくる






やっべ。ほんと可愛いわ

……また惚れ直すかも。




「ねー聞いてる?」


「え?」



不思議そうな顔をして俺の顔を覗き込む亜季。





「聞いてなかったでしょ?」


「……うん。ごめん」


「ううん。大丈夫だよ」


亜季はそう言ってニコッと笑った。







うん。やっぱり可愛いな、亜季は。