「亜季？おーい亜季？」

あれ、おかしいな。





どこに居んだよ。


さっきから亜季を探して見るものの、亜季はどこにも居ない。







ったく、どこに居んだよ？亜季のヤツ。


昇降口で待ってろって言ったのに。





何で居ねー訳？


そして亜季を探して居ると……







♪～♪～♪


突然ケータイが鳴った。




俺はポケットからケータイを取り出すと、ディスプレーを確認した。


……知らねー番号だ。







だけどいつまで経ってもケータイは鳴り止まない

俺は渋々電話に出た。





「もしもし」


「大事な女を返して欲しければ今すぐに第二倉庫へ来い。じゃないと、お前の大事な女がどーなっても知らねーぞ」


その言葉と同時に、電話が切れた。