「本当に風邪だったのね…」 あたしのオデコの冷えぴたを見ながら言うりっちゃん。 『風邪っていうか熱?…それより、りっちゃんどうしたの?』 「どうしたの?ってお見舞いに決まってるじゃない。ほら」 そう言って手にぶら下げたコンビニのビニール袋を見せる。 「風邪の時には、スポーツドリンクでしょ?」 『そ、そっか。ありがとう。とりあえず上がって?』