もう少しで追いつくという所で、俺は見てしまった…… 1人の男が向日葵ちゃんの頭をポンポンと撫でているのを…。 ちょっと離れているため、会話こそ聞こえ無いものの、向日葵ちゃんが頬を膨らませて怒っているらしい事が分かる。 …俺には見せた事の無い表情だ……。 「お~い!梨優!向日葵ちゃん!先行かないでよ」 そんな俺の思いとは関係無しに龍之介が大きな声で言う。 「おー!龍久しぶり!」 あいつが向日葵ちゃんの…… 龍之介の少し後ろからそちらに向かって歩いて行く。