彼女が愛した温もり



『香織すまない‥』

京介さんが震えた声で呟く

そして京介さんは部屋を出た

きっと、これから京介さんは自分の未来へと進む

京介さんの幸せを奪う権利は誰にもない

京介さんの心には
いまもこれからも
麗華さんと麗華さんのお母さんがいる

そんな京介さんにそばにいられてもママは幸せにはなれない