キーンコーンカーンコーン 授業が終わったのを知らせるチャイムが鳴ったと同時に走ってくる女の子。 「亜華波ぁー。今日、香水買いに行くの付き合ってぇ♪」 「咲奇の?今日は予定ないから別にいいけど。」 「やったぁ♪」 私、園田亜華波<ソノダアゲハ>。 高校2年生 そして今走ってきたのが北村咲奇<キタムラサキ>。 高校で一番最初に友達になって、今ではすっかり親友。