ハッピー・クリスマス

「歴史の『史』に、明治維新の『維』で『史維(しい)』」

「史維さん?
ステキなお名前ですよ?
どうして?」

「まるで回文だろ?」

「回文?」

「上から読んでも“いしだしい”
下から読んでも“いしだしい”
…だろ?」

「……はぁ…確かに…」

「俺たちって似たような境遇かもしれないね」

「…ですね」