ハッピー・クリスマス

「勘違いなんかじゃありません。
私…私…ずっと
イッチのファンで」

「イッチ??」

「キャア―――
ごめんなさい。
勝手にあだ名付けちゃって。
本当に、本当にごめんなさい」

「ずっとイッチって呼んでくれてたの?」

「はい。
勝手に名付けて、友達と話してました」

「イッチって…。
小学校の時のあだ名と一緒だ」

そう言って笑うイッチは
とっても優しくて…。

「これからもイッチって呼んでくれていいよ」