「タケルがひとりで来るなんてめずらしいね」 「あ~……うん、そやな」 そわそわした感じで、奥の方の席に座るタケル。 何を考えてるのか分かりやすい性格は、中学のころから変わっていない。 「ね、はるかの反応が気になってるんでしょ?」 「……なっ!?何がやねん!」 「残念だけど、今朝ははるかが起きる前に家出たから会ってないんだ。 でもプレゼントはちゃんと枕元に置いといたし、きっと喜んでると思うよ」 「……そっか」 小さくつぶやいたタケルは、恥ずかしそうに手のひらで顔を覆った。