Jam Diary ~3ヵ月で何度、トキめきますか?~


カーッと熱くなる顔を、俺は右手で覆う。

そして左手で、はるかの手をギュッと握った。



「……全然、違うから。
ツレに対しての“アホ”と、お前に対する“アホ”は」



……うん。と返ってくる声。


こんなことで拗ねてたんやと思うと、あきれると同時に、なんかもう……。




『――当機はまもなく着陸態勢に入ります』

機内に響くアナウンス。


その音に隠れてしまうくらいの小さな声で、俺ははるかにだけ聞こえるようにつぶやいた。




「アホ(……めっちゃ好きやで)」





☆end☆