Jam Diary ~3ヵ月で何度、トキめきますか?~




――ドンッ。


タクシーを飛び降りたあたしの肩が、通りすがりのサラリーマンにぶつかる。


「すみませんっ」

お詫びもそこそこに、あたしはダイスケのマンションへと全速力で走った。


はぁはぁと上がる息。痛くなる心臓。

それでも足を止めないあたしの脳裏に、さっきのはるかの言葉がリピートする。



『ダイスケさん……タトゥーを隠すために、いつも袖のある服を着てるって言ってたんだけど……』







「ダイスケっ!!」

マンションに着いたあたしは、何度もチャイムを鳴らした。

なかなかドアが開く気配はなく、気が急いているあたしは、さらにチャイムを連打する。