久しぶりに見たタケルの顔。
少し髪を切って、雰囲気は大人っぽくなってたけど
あいかわらずの童顔に、華奢な体つき。
突然、何だかよくわからない感情があたしの中にこみあげた。
……なんでタケルとナミがこんな所にいるの?
なんであたし、こんなに胸が痛いの……?
ナミは冷たい表情であたしたちを一瞥し、足早に去っていく。
そして、それを追いかけるタケル。
「行こう……ダイスケさん」
小さくつぶやくと、ダイスケさんは黙って車を走らせ始めた。
ズキズキ、ズキズキ。
……胸がうずく……。
―――HARUKA
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