「何、すねてんの?」 「……すねてないよ」 「ふーん」 髪をなでながら、キスをくり返すダイスケさん。 それをされちゃうと、キュンキュンする。 でもやっぱり、モヤモヤする。 あーっ。キュンとモヤが混ざって、わけわかんないっ! 「ダイスケさん!」 あたしは強引に唇を離した。 「あのねっ。実はあたし、4月に有休取ってるの」 「へぇ」 「彼氏と旅行に行くために取ったんだ」 「そう。行き先は?」 「まだ決めてないんだけど」 「そか。気ぃつけて行ってこいよ」 「……」 「……」 「……」