「でもさー。噂っていいかげんなモンだよな。付き合ってもないのに、なんでだ?って感じ」
テルさんが肩をすくめてつぶやいた。
「さぁ。こんな風にあたしだけ食事に誘うからじゃないですか?」
「こんな風にお前が誘いに乗ってくれるからじゃねーの?」
ごもっともな返しに、思わず笑うあたし。
「たしかに。そうですね」
なんだかんだで、テルさんと話してると楽しいと思う。
めちゃくちゃ好き!っていうんじゃないけど、それなりに好意は持ってるし。
こういう人と付き合えば、楽なんだろうな……。
「じゃーそろそろ、噂じゃなくマジで俺に落ちとく?」
「……」



