最後に見えた天馬さんの顔は、あまりに遠くて、よくわからなかったけど。


きっといつもみたいに、穏やかに笑ってくれてた。


そう思いたい私は、やっぱり自分勝手かな。




幸せな花嫁も

ドラマチックな恋愛も


こんな私じゃ夢のまた夢だ。





   ―――SAYA