Jam Diary ~3ヵ月で何度、トキめきますか?~


背筋がひんやりして、思考回路が完全停止。

早口の颯太の声が、鼓膜をスルーしていく。

かろうじて聞き取れたのは、電話を切られる直前の言葉だった。


「今、そっち向かってっから。
その男も一緒に待っとけよ」


どう……しよう。

どうするも何も自業自得。

心臓がバクバクしすぎて、吐き気すらしてきた。


「沙耶さん」

携帯を握ったままの私に、天馬さんが心配そうに声をかける。


「天馬さん……あの……」

「うん、全部聞こえてたから、説明しなくていい」


あぁ、聞かれてたんだ。

もう終わりだ。


さっきまでの楽しい気分は、遥か遠くに飛んでった。