Jam Diary ~3ヵ月で何度、トキめきますか?~


「私も出ていくかもしれないの。
まだちゃんと決まったわけじゃないけど、颯太と結婚の話が持ち上がってて……」

「……」


ここは、喜ぶとこ。

飛び上って喜んで、祝福のハグとかしちゃうとこだよ。


「お……おめ、おめで……」


やばい。声を出そうとすると、ちょっとやばい。


するとシュシュールが、あたしのひざの上で体を伸ばして、ふいに頬を優しくなめてきた。


瞬間、抑えてた言葉がポロッとこぼれた。




「……行っちゃ、やだ……」


「はるか……」



あ……。あたし今、最低の人。



「……って、ゆうのは嘘なんだけどね~っ。
おめでとう、ふたりとも!
乾杯しよ! お酒買ってくる!!」



あたしはガバッと立ち上がり、部屋を飛び出した。