水を打ったような静けさ。
って、こんな状態をいうんだ、きっと。
あたしも沙耶も声が出せずにいると、ナミが苦笑いした。
「ここ、激励してもらうとこなんだけど」
「……あっ……。す、すごいじゃん、ナミ!」
「でっしょー?講師のテルさんっていう人がね、あたしを推薦してくれてー」
「さすがテルさん、お目が高い! 会ったことないけどさすが!」
「そんなわけで、悪いけどあたしはこの部屋出るから」
「うん、全然へーき!気にしないで!沙耶もいるし――」
「――実は」
気まずそうな声で、沙耶が切り出した。
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