「あの……ね。実は今日、タケルの代わりにダイスケさんに行ってもらったんだ」
「え?」
沙耶が目を丸くする。
ナミはアップルティーに砂糖を入れて、ぐるぐるとスプーンで混ぜ始めた。
「でもはるか、ダイスケ君と連絡なんか取ってたっけ」
ナミをチラッと見てから、あたしにたずねる沙耶。
「うん。イベントの日に、駅で偶然会って……あっ、
でも、そのあと会ったのは今日が初めてだよ」
「そう」
「隠してたわけじゃないんだけど、ほら、イベントの日って……タケルと別れた日でしょ。
そっちで頭がいっぱいだったから、話しそびれちゃったっていうか」



