「はるかちゃんちの近くにさー、茶々ってゆうメシ屋あるじゃん?」 ダイスケさんは相変わらず素な感じで、他愛もない話をしながら歩いてる。 「茶々……あ~、駅前のですか?」 「そそ。あの店の裏にさ、ノラ猫が住みついてんだよね。 目つき悪くて強そうな、黒いの」 「へー」 「で、こないだのイベントの日に久しぶりに見てみたら、そいつ妊娠してやがんの。 ずっとオスだと思ってたから、裏切られた気分でー」 「あははっ。あるある。 ダイスケさんって猫好きなんですか?」 「うん、てか動物全般」