昔からそばにいてくれるのが当たり前だったから、タケルのいない生活にまだ慣れない。
この心の穴は、いつになったら埋まるのかな。
本当に忘れられる日なんか来るのかな……
……あ、いけない。
またあたし、沈んでる。
タケルを失ってからいつもこんな調子だ。
だめだめ! 浮上、浮上!
「あのっ。でもホント、ビックリしましたよね~。
まさかあのタイミングでダイスケさんに会うなんて思ってなかったし」
「うん。俺もあの時ひとりでいたくなかったから、よかった」
「え?」
引っかかったけど、ダイスケさんはそれ以上言わず、サラッと話題を変えていく。
深い意味はなかったのかな……。
そう思ったあたしは、あまり気にしないことにした。



