しばらくして戻ってきた天馬さんが、さりげない動作で、私のそばに何か置いた。 チラッと確認すると、小さいペットボトルのお水。 「あー……ありがとうございます」 お礼を言った私に、軽く首を振って微笑む天馬さん。 くそー。 爽やかに笑いやがって。 優しいよなー。 でもこの人の優しさは、時々、人を悲しくさせる類のものだよなー。 って、何を因縁つけてんだろ、私。 酔っ払いの思考? うー、わかんない。 ていうか、目が回るー……。 「あ、沙耶ちゃん寝ちゃった」