今の会話、天馬さんに聞こえたかな。 別に、聞こえてても何とも思わないだろうけどさ。 キッチンに行くのが気まずくなってしまった私は、その場にドカッと腰をおろした。 すぐそばには、几帳面に整頓されたCDラック。 何気なく眺めてみると、並んでるCDが私の部屋にあるものと被りまくり。 ……音楽の趣味まで似てるんだ。 あんまり有名じゃないアーティストのアルバムまで被ってるし……。 ひとつずつタイトルを確認していた私は ふと、CDの下の段に、さりげなく置かれた“それ”を発見してしまった。