つながれたままの手を、再び引っ張られた。 改札の方に歩きだそうとするタケル。 「ま、待って」 あたしは懇願するように、小さく叫んだ。 「やっぱりあたし、まだ……」 ふり返ったタケルの顔が、改札の照明でぼんやり照らされてる。 バツが悪そうな表情を浮かべて、赤面した頬。 「……そか」 「……」 「すまん。ちょっといきなりすぎたな」 ハハッとごまかすように笑うタケルを見て、罪悪感がわき上がった。 「ごめんね……」 「いや、俺の方こそ」