Jam Diary ~3ヵ月で何度、トキめきますか?~


あたしはピシャリと言い放ち、アパートの階段の方に歩きだした。


そしてダイスケの前を通り過ぎようとした、そのとき。


「お前、テルさんと付き合ってんの?」


ふいにそんな言葉を投げかけられ、足を止めてしまった。


ゆっくり見下ろすと、ダイスケは試すような挑戦的な瞳で、口元にだけ笑みを浮かべていた。


「何、わけわかんないこと……」

「タクシーん中で、肩抱かれてたじゃん」


カッと頬が熱くなる。

恥ずかしさを通り越して、怒りがこみ上げた。