どうせなら朝まで一緒にいればいいんだ。 はるかとタケルの顔を思い浮かべながら、そう思った。 タケルのやつ、ガキみたいに遠慮してないで、もっと積極的にいけばいいのに。 はるかが他の男にトキめく暇がないくらい、強引に迫っちゃえばいいのに……。 「ナミ。そっち行くと頭打つよ」 「……へ?」 テルさんの声で、あたしはハッと目を開けた。 あ……。 寝てたのか、あたし。 不覚にも、うたた寝していたらしく、左側の窓ガラスに頭をぶつけるとこだった。