そんな感じで時間がすぎて、気づけば酔っていたあたし。 自分でも意外だけど、テルさんとのお酒がけっこう楽しかった、ってことだろう。 お互いの家が同じ方向だということで、タクシーで帰ることにした。 先に着くのはあたしだから、テルさんが奥に乗りこんで、その左に座る。 マンションの住所をドライバーさんに告げ、背もたれに体重を預けた。 ちらりと時計を確認すると、11時過ぎ。 沙耶は、もう家かな。 はるかは……タケルと一緒だろうか。