『同じのにすればいいじゃん。俺とお前で、おそろい』 ……うわ。 あたし、何、思い出してんの。 1年も前のあんな口約束を。 『えー。おそろいとか、バカっぽくない?』 『それがいいんだって。 お前がバカなの知ってんの、俺だけだし』 ……。 消えろ。 早く消えろ、こんな記憶。 あたしはグラスに半分ほど残っていたお酒を一気に飲み干して、よみがえる思い出に、強制的にふたをした。