私、今日は少し浮かれてる。 お酒のせいかな。 周りのノリのせいかな。 それとも……。 「しまった。氷がない」 冷凍庫の扉を開けて、天馬さんが言った。 「ちょっと買ってくる」 「あ、一緒に行きます」 とっさに立ち上がる私。 お邪魔した上に、天馬さんひとりで買い物に行かせるなんて、申し訳ないから。 「寒いからいいよ」 天馬さんはそう言って止めたけど 私がコートを着て玄関に行くと、ふっと微笑んでドアを開けてくれた。