そう言って、ギュッと抱きついてくるはるかは、まるで甘えんぼの子供。 ……タケルも苦労するなぁ。 私はちょっと同情した。 会場の外で待っていたタケルと合流し、天馬さんがいるというお店に向かった。 そこは地下にあるカジュアルなバーで、扉をくぐるとすぐに、天馬さんのテーブルが目に入った。 「あ、お疲れさま」 立ち上がって微笑む天馬さん。 デザイナー仲間だという人たちも、気さくに私たちを迎えてくれた。