踊ってるときの自分が、あたしは一番好き。 あんな高揚感は、他じゃ味わえないものだから。 乾いた喉をミネラルウォーターで潤していると 「お疲れさーん」 あたしを現実に引き戻す声が響いた。 「ダイスケ!」 あたし以外の『WOMBS』メンバーが、ダイスケに駆け寄る。 「来てくれたんだ~」 「おー、お前らの応援にな」 ……応援って。子供の運動会じゃないんだから。 ゴクゴクと水を飲むあたしの脳裏に、ついさっき見た光景がよみがえった。