2時半になったころ、先輩に声をかけてブースを抜けさせてもらった。 抜けることは前もって伝えてたから、先輩も快くOKしてくれた。 もうすぐナミたち『WOMBS』の出番。 混雑した会場をウロウロしながら、あたしは携帯をチェックする。 40分前に、『着いたど~』ってタケルからメール。 あたしは着信履歴からタケルの番号を呼び出して、電話をかけた。 『おー、お疲れさん』 「今どこぉ?」 『会場ん中おるで。ナミが出るステージの近くでスタンバイしてる』 「わかった。あたしもすぐ行くね」