倉庫の王様

意地悪そうに笑う口元も好き。



その教師らしからぬホストっぽい腕時計も。



こんな日だけスーツで来るのも。



独り占めしたい…。



「全部あたしの先生だもん…」

「残念だけど皆の先生なんだな~。でも遊和はお前のもん」



キュ~~~ン…。



やっぱりたまらなく好き…。



先生大好き…。



「今ね、『好き』って言葉しか思い付かない」

「心配すんな、浮気はしねぇから。ってことで先に体育館行くからゆっくり来いよ?」

「そういえば友達が…」

「旅行の写真のモジャモジャの方。アイツも教師なんだ」



知らなかった…。



だって見た目は売れない緩い感じのミュージシャンとかやる気のないフリーターだったよ?



あの写真の人が教師だなんて…。



「あたしの存在は…」

「知ってるけどバラしたりしねぇから大丈夫。じゃ、マジで先行くわ」



時計を確認してから倉庫を後にした先生…。



キス…したかった…。